知ってる?ジスロマック

グラム陽性菌や陰性菌、その他クラミジアやマイコプラズマなど多くの細菌感染に対し高い効果を発揮するジスロマック。このお薬をご利用中の方も、これから利用する方も知って得する情報をお届けしてまいります。

ジスロマック500mgと細菌のイラスト

ジスロマックの薬理作用について

咽頭炎、喉頭炎、扁桃炎、肺炎などという病気は、細菌がヒトの体内に入り込んだことによって、はげしい炎症や痛みが引き起こされるという病気ですので、こうした細菌を抑えこむことができれば、反対に症状は改善に向かいます。
こうした細菌感染症の治療薬として、現在では幅広く用いられるようになっているのが、ジスロマックとよばれる医薬品です。
このジスロマックは、マクロライド系抗生物質という種類に属しているもので、服用すると、他の医薬品よりも細胞に取り込まれやすいという性質をもっており、長時間にわたって効果を発揮する点ですぐれているものです。
ヒトの細胞にも病気をもたらす細菌の細胞にも、リボソームとよばれるタンパク質の製造工場のような組織がありますが、ヒトと細菌とでは、その構造が異なっています。
ジスロマックというのは、実は細菌だけをターゲットとして、リボソームのはたらきを阻害するような有効成分をもった医薬品です。
より具体的な薬理作用をいえば、服用してから血液のなかを流れて細菌のリボゾームにたどりついたジスロマックの有効成分が、リボゾームを構成しているリボゾームRNAという場所に取りついて離れなくなり、細菌自身がほかのタンパク質を合成しようとするのを妨害してしまうのです。
その結果として、細菌はこれ以上増殖することができなくなって、やがて炎症などの症状も消えてしまい、その間に人体の免疫力も回復して、病気に打ち勝つということになります。
このジスロマックは、いったん細胞に取り込まれると、血中濃度の10倍から100倍の濃度を維持できるとされていて、3日間ほど毎日つづけて飲めば、その後1週間程度はこうした効果を発揮することができます。